パラ コンテンツ更新!カオサダオ フライトルール 追記
2016/05/28
タイのフライトサイトとして名高いカオサダオですが
いくつか注意しておくべきことがあります、
前回の記事ではフライト事故が起こった際の医療費や病院の受け入れ態勢について書きました。
http://moto-jet.net/para/2016/04/12/740/
また、ビジターフライトに関する利用料金のルールについてもまとめてあります。
http://moto-jet.net/para/2016/03/31/post-667/
ほかにも留意するべきことがあるのでいかにまとめます。
フライトサイトは空軍の演習空域
空軍が演習をするため、近くの空港への進入経路となるカオサダオ周辺には
飛行禁止時間帯が設定されます。
基本的には土日は制限なし。
平日は日にもよりますが9:00-15:00の間に制限がかかることが多いです。
エリア内では飛行可能、クロスカントリーのみ禁止、エリア内だけ飛行不可、など日によって内容が異なります。
これを確認できない場合はフライトするべきではありません。
RASAT(タイ王国航空スポーツ協会)に迷惑がかかる場合があります。
ランディングについて
カオサダオは近くの湖の谷間になっている地形から風が吹き込み爆風が吹くことがあります。
テイクオフで10m-最大40mです。
風が止んだ隙に飛び出してサーマルを捕まえられればそのままクロスカントリーにでられますが
見つけられない場合はランディングに降りるしかありません。
ランディングは視界も良好でエリアは広大、木などの障害物は少なくいですが
ゼロではありません。
テイクオフから見たランディング
森の後ろなどでは木による乱気流も発生します。
ランディングはほとんど赤土なので強烈なサーマルが発生し
降下時には結構揺らされます。
細心の注意でランディングしてください。
テイクオフには蛇?
テイクオフでキャンプすることもできますが、
「キングコブラをみた」と言っている人がいました。
噛まれたら一巻の終わりですので注意してください。
トップランディングについて
テイクオフ前は強烈なリフトがありますが状況によってはトップランが比較的容易に可能です。
ランディングはRASATの整備により草も刈られ良好な状態ですが
テイクオフ裏はもちろん乱気流発生地帯です。あまり無理して叩かれて落ちないようにしてください。
クロカンの送迎
先日、クロカンに出た香港人が70kmとび、
着陸先の集落からテイクオフまでの送迎をお願いしたところ
1,000バーツ要求されました。
手間を考えれば現地の物価に照らし合わせてもこれは妥当な額だと思います。
着陸先では大歓迎され、
役場の人が出てきたり、
集落中が集まってきたり、
15歳くらいの子供を連れてきて「この子絶対かわいくなるから、あと3年待ってくれ」とか結婚相手を紹介されたり(笑)
タイ人は非常に陽気で外国人に寛容です。
地域との共存のためにも、謝礼は支払うのが理想的です。
長距離飛んで気分もいいことでしょうし、ここは節約するところではありません。
以上、カオサダオのシーズンは1月~5月、ベストは3-5月ですが
事故のないようにフライトを楽しみましょう!