Lv1基礎-18 特殊規則1 ทร=ซ
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青色個所=へえ、そうなんだ程度に飲み込めるもの
黄色個所=日本語にはない概念で覚えるのに注意が必要なもの
赤色個所=理論的に煩雑になり、覚えることが多く、タイ語学習において踏ん張りどころとなるもの
タイ語の特殊規則 ทร=ซ
ここから先は特殊規則の話に入っていきます。
すでにタイ語にある程度明るい方は備忘録としてお使いいただければと思います。
初級者の方は、あまり時間をかけなくて結構です。
なんなら、Lv1基礎最後の項目の「声調規則」から入ってしまってもかまいません。
タイ語の声調を決める要素は複数あり、
一つの単語でも一つだけの規則ではなく複動的に発音が決まります。
特殊規則というのは通常の母音、子音などの規則では補えないルールで、全部で13あります。
この13事例を全部覚えればタイ語が全部読める!!
・・・残念ながらそういうわけにはいきません。
この講座でお話しする項目をすべて網羅しても、
どうしてもそれに当てはまらないサンスクリット語源、バリ語語源、パーリ語語源などの特殊な外来語があります。
それらはもう、理屈抜きに覚えるしかありません。
ただしこの13特殊規則をマスターしてしまえば日常生活ではほぼ困らなくなります。
そのころにはあなたのタイ語運用能力も相当上がっているでしょうから
臨機応変に解決していくことができるようになります。
ここでお話しすることは結構頻出しており日常生活でもよく出くわすものばかりです。
写経をしていれば必ずお目にかかるものばかりですので、
この際すべて目を通してまずは全体像だけでもつかんでしまいましょう。
タイ語の発音の特殊規則 1 ทร=ซ
ทとรの文字が続くと、発音としてはซの音になります。
字種別は低音字ペアの扱いです。
どういうことか動画で見てみましょう。
教えて!ミウ先生☆
お分かりになりましたでしょうか。
ちょっと字幕にミスがありましたね。อิทรีではなくてอินทรีが正解です。意味は、「鷲(わし)」のことです。
字種別の扱い
字種別は低音字ペアの役割を果たす、と書きました。
これはのちに声調規則を考えるときに必要になります。
声調規則はLv1基礎の最後で出てきますのでまだ気にしなくてもかまいません。
声調規則の項目になったら思い出して立ち戻ってきてください。
ทราบという文字列があったとしたら、
ทรを一文字、低音字ペアの字種別とみなし、
าが長母音、
บが末子音低音字単独以外、との組み合わせとなります。
この組み合わせに従って声調規則が決まります。
特殊規則の例外?
自分でも書いていて嫌になってきますが、
さらに例外があります。
อินทรา インドラ神 (バラモン・ヒンドゥー教の神)
จันทรา 月
これらの単語は、ซの音にならずthraaと、複合子音で発音をします。
(-_-;)
まぁめったに出てこないので出てきたら覚えてください。
タイで生活していれば、
รามอินทรา(raaminthraa)、ラムイントラという道路名があって
道路のラマ9側の起点からすこしいったところにはヨーティンパタナーというソイがあり
しゃれた飲み屋がいっぱいあります。
結構名前を聞くことも多いかと思います。
次の講座:Lv1基礎-19 特殊規則2 รの無視へ
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最終更新日:2016/09/24