Lv1基礎-19 特殊規則2 รの無視
あなたは今ここにいます!
青色個所=へえ、そうなんだ程度に飲み込めるもの
黄色個所=日本語にはない概念で覚えるのに注意が必要なもの
赤色個所=理論的に煩雑になり、覚えることが多く、タイ語学習において踏ん張りどころとなるもの
タイ語の特殊規則 รの無視
รの字に関する特殊規則は数が多くいくつか出てきますので注意しておきましょう。
รがあるのに読まない場合があります。
このケースは、รがほかの子音と組み合わさって頭子音になっている場合です。
単語の最後に来る子音を末子音と呼びますが
最初に来ているものを頭子音と呼びます。
前回はทรの組み合わせはซになる、との特殊規則を紹介しました。
ทราบという単語があれば、
ทรが頭子音でบが末子音です。
ทราบ
青字が頭子音で、緑字が末子音です。
読んで字のごとくですね。
รの字はほかの文字に続く場合もあります。
สร้าง
ศรี
เสริม
เสร็จ
これらの単語は今回紹介する特殊ケース、รを無視する、の規則に当てはまります。
字種別の扱いについて
字種別の判別は、รの前に来ている文字を用います。
สร้างはส
ศรีはศ
เสริมはส
เสร็จはสが頭子音になります。
すべて高音字ですね。
発音するときはรを一切無視して発音します。
字種別はこの頭子音を用いて判別し、
これに基づいて声調が決まります。
สร้าง =sâaŋ
ศรี =sǐi
เสริม =sə̌əm
เสร็จ =sèt
声調規則は特殊規則すべてを見終わた後に説明します。
ここでは、「頭子音としてほかの子音と連続した場合にรが無視される」、
と覚えておいてください。
発音についてネイティブ講師に教えてもらいましょう☆
複合子音との違い
複合子音としてรが扱われる場合と
無視するべき頭子音としてみなす場合の判別が難しいですね。
複合子音の場合は頭子音の文字列が決まっているので
複合子音の講座のページを確認してください。
無視される頭子音として扱う場合は高音字が多いです。
ทราบは、ทร=ซのルールを優先してください。
Lv1基礎実践のコースでは
実際にタイ語の文章を読み解いていく実践に入ります。
その際に音素を確認してケースバイケースで覚えていけばいいと思います。
どの場合にどちらになるのかを完璧に説明する理論にはたどり着いていません。
ひとつ前の講座:Lv1基礎-18 特殊規則1 ทร=ซ へ戻る
次の講座:Lv1基礎-20 特殊規則3 รร ロー・ハン へ進む
質問・コンテンツリクエストはこちら:リクエスト・質問ページ
コメントはこちら:談話室ページ
公開日:
最終更新日:2018/11/02