Lv1基礎-27 特殊規則10 正真正銘の例外
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青色個所=へえ、そうなんだ程度に飲み込めるもの
黄色個所=日本語にはない概念で覚えるのに注意が必要なもの
赤色個所=理論的に煩雑になり、覚えることが多く、タイ語学習において踏ん張りどころとなるもの
タイ語の特殊規則 正真正銘の例外
こればかりはどうにも説明のつかない、モノホンの例外の紹介です。
声調規則をやってからでないと呑み込めない話になりますので、
初級者の方でまだタイ語の声調の決まり方について知識がない場合は
Lv1基礎最後の声調規則を学び終えてから戻ってくる、でもいいです。
では、なぜその声調規則を先にやらないのか?
声調規則はかなり複雑です。
個人的実感では声調規則を理解してマスターする、
つまり何もテキストや参考書を参照しないで暗記した情報に頼るだけで
その声調を正しく判別できるようになるまで
半年はかかりました。
タイに住んで毎日タイ語に触れていながら、です。
それほど複雑なのです。
もちろん、声調規則をやってしまえばある程度は読めるようになりますが、
ここで先に特殊規則を13も話しているように
大変なものをやっとやり終えたと思ったらさらにまた特殊規則、
つまり通常のルールに当てはまらないことを13も出されるわけです。
これには辟易とします。
ですから、先に全体ボリュームをつかんでもらうために
細かい点を全部話し、
そして声調規則に入ろう、という順番を考えました。
特殊規則はいわば例外なので、
声調規則を覚えた後に
実際にタイ語に触れる中で訳の分からないものが出てきたら
おそらくこの特殊規則に当てはまるものですので
都度、確認するために戻ってきてもらえればそれでよいです。
例外が多いので、
声調規則を学んだあとに特殊規則を見るとおそらくかなりの確率で嫌気がさします。
読み物程度に流し読みして押さえておいて、
マイペンライで先に進むのがタイ語学習のコツです。
では、例外の発音に入っていきます。
正真正銘のアウトローたち
ประมาจ
ตำรวจ
สำเร็จ
これらの単語(一例)は、あとの講座でに出てくる声調規則に従えば発音はそれぞれ
ประมาท=pràmâat
ตำรวจ=tamrûuat
สำเร็จ=sǎmrét
になるはずですが、実際の発音は以下のようになります。
ประมาท=pràmàat (不注意)
ตำรวจ=tamrùuat (警察)
สำเร็จ=sǎmrèt (成功する)
このケースでは全部、赤文字のところが低声になっています。通常の発音規則に従わないものがある、ということです。
動画で確認してみましょう。
これを言い間違えると、音と意味が密接につながっているタイ語では相手に伝わらなくなって
「はぁ???」と聞き返されます。
なかにはしかめっ面して顔をしかめてはぁぁ??といってくる人も多いのでしかめっ面で顔を覗き返されることの少ない日本人にはグサッときます。
頑張ってしっかりした発音を覚えましょう。
覚えるしかない(マイペンライで)
どれがそれに対照しているか、明確に指し示せる論理はありません。
Lv1実践ではリーディングの素材と音素訳を提供していきますので
出てくるたびに覚えてください。
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最終更新日:2018/11/02