Lv1基礎-17 特殊文字

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特殊記号
青色個所=へえ、そうなんだ程度に飲み込めるもの
黄色個所=日本語にはない概念で覚えるのに注意が必要なもの
赤色個所=理論的に煩雑になり、覚えることが多く、タイ語学習において踏ん張りどころとなるもの

ロードマップー特殊記号

タイ語の特殊文字

このページではタイ語の特殊文字について説明します。

写経は進めていますか?
タイ文字に慣れる最も効率的な方法です。

手間がかかると思うかもしれませんが、
少しの手間をかけることによって結果的に最短距離を歩むことができます。
しつこいですが、実践してください。
実践してください、というのは
実際にやってみてください、ということです。

面倒くさいからいいや、
と読み流して何もしないと
結局遠回りすることになったり
いずれ躓いて先に進めなくなったりします。

特殊文字を知って見たことのないタイ文字パターンをなくしていこう!

ここまで子音と母音を見てきましたが
タイ文字を写経するにあたって、それでも見たことのない文字列を見かけることになります。
それらをすべて判別できるようになるには
もう少し講座を進める必要があります。

この「特殊文字」の項目で
文字に関する講座はいったん終わりです。
ここまでの講座をマスターすれば
見たことのないタイ文字は存在しなくなります。

タイ語における特殊文字一覧

日本語において「、」「。」「『」「』」「々」「ゞ」などの記号・特殊文字があるように特殊な用途で用いられるタイ文字も存在しています。

特殊文字

 

1)

カタカナで音写するならパイヤーンノーイになります。
ไปยาลはパーリ語で短縮、省略、の意味です。

現代スリランカに残る口頭伝承文語(文字のない旧語)で釈尊が話していたといわれるマガダ語の一方言とされるものです。仏教の伝来とともに多くの文化がタイに伝わり、タイ語にはこのパーリ語や古代サンスクリット語を語源とする単語が多く存在しています。

น้อยはタイ語で「少ない」を表します。

意味はそのまま、「省略」です。
日本語でいえば 「云々」、「以下略」などという意味です。

よく例に出されるのがกรุงเทพมหานครはバンコクの正式名称ですが
略してกรุงเทพฯとなります。

また、同じ文章を繰り返したり
~等々と省略するときは ฯลฯ と書き、
これは และ อื่น อื่น(lɛ́ ʉ̀ʉn ʉ̀ʉn)と読みます。
และ というのは英語のAND、「~と」の意味で
อื่น というのは「他の」という意味です。

わたしが以前バンコクからノンカイまで車で運転して遊びに行ったときに
検問でこのอื่นという言葉を警察官が使っていました。
その時の話

 

 

2)

カタカナに音写するなら「マイ・ヤモック」となります。
マイというのは木や枝のことで、昔からタイでは自然条件に恵まれた豊かな土地のため
気が密接に人々の生活にかかわってきたのでしょうね。
文字を表すのにもマイが登場するわけです。

意味は「繰り返し」です。

直前の語を繰り返して強調したりします。
繰り返される語は単語の場合も、述語の場合もあります。

“รู้สึกเหนื่อย ๆ” は “รู้สึกเหนื่อยเหนื่อย”

“ในแต่ละวัน ๆ” は “ในแต่ละวันแต่ละวัน”

とよみます。

ๆの記号を使うときは、その記号の前に一文字分のスペースを打つのが通例です。

 

3)

Lv1基礎 後半 のタイ語の読み方についての特殊規則の項目で説明します。

特定の単語のみに使われます。

 

4)

同じく特定の単語のみに使われます。
ลと同じ音になります。

しかしわたしはタイ語に取り組んで5年、
教科書以外でこの文字に一度もであったことがありません。

 

5)

これは長母音のา(aa)の足がさらに長くなったものですので混同注意。
前述のฤ/ฦと組み合わさるとそれぞれ
ฤๅ rəə
ฦๅ ləə
の音になり、特定の単語のみに使われます。

 

6)

ピントゥと呼びます。
仏教経典の中出くらいしか出てこない特殊な単語です。
パーリ語をタイ語に翻訳すると文字を書くのに読み上げないというケースが出てきます。
その文字を特定する際に用います。
子音の下に点を打ちます。

日常生活ではお寺にでも行かない限りほとんどお目にかかることはありません。

 

7)

文字と組み合わせてガーランといいます。
これは日常生活で頻出します。
Lv1基礎 後半 のタイ語の読み方についての特殊規則8 黙符 ガーラン「 ์ 」で説明します。

記号単独ではマイタンタカー(ト)と呼ぶそうですが日常生活ではそういう風に呼ばれているところを聞いたことがありません。

 

ガーランの役割ですが文字を発音において無視する(無音化する)場合に対称の文字につきます。
音としては読み上げませんが、きちんと書かなければ試験では×になります。

 

 

まとめ

以上がタイ語の特殊文字でした。
ウィキペディアにの「タイ文字」のページにはほかにも例がありますが、
わたしはまったく見たことがありません。

知らなくても日常生活では困らないと言えるでしょう。
好奇心の強い人は検索してみてください。

 

 

タイ数字

タイ数字の一覧です。

タイ数字
観光地などで、タイで税金を納めない外国人向けの価格とタイ人向けの価格・料金が異なるときなどにはタイ数字で書かれている場合がありますので知識がないとわかりませんね。

わかったところでどうにもなりません、外国人であるとわかってしまえばその価格を払わざるを得ません。

 

アラビア数字の0はタイ文字では๐ になっています。
同じ丸の形ですが、
タイ語のキーボードを見る限り該当するキーがありません。
どうやって打ってるんでしょうか。
わたしはネットから「เลขไทย 0」(タイ数字 0)と検索して拝借してきました。
日本語の「まる」と打って変換すると似た数字が出てきますが
Unicodeまで調べていないのでよくわかりません。

 

現代ではあまり使われていませんが、
政府庁舎や軍隊の車両のナンバーなどにはこの伝統的なタイ数字が用いられることがあります。
公文書などは大体このタイ数字を用いて通し番号を振りますので
タイ語運用能力が高まってより多くのことに接するようになると
見かけるようになるかもしれません。

 

 

タイ語学習、ひと段落。

子音、母音、母音の変化そして今回の特殊記号
ここまでで一通り、タイ文字のすべてを網羅したことになります。
写経をしても、「??こんな文字見たことないぞ?」というものがなくなります。

日本語には漢字が数千あり
これに取り組む外国人の日本語学習者は本当に大変だと思います。

しかし、タイ語では存在する文字列はこれだけなのです。

日本人でよかったですね。

 

しかし、文字が書けただけではタイ語は読めません。
タイ語には声調規則という、発音の決まり方のルールがあります。

これは、正直、かなり複雑です。
これを乗り越えられればもうタイ語の学習は
「トップ独走状態」で突っ走ることができます。
しかしこの「声調規則」があまりにも難しいため、
突っ走りだす前に躓いてしまうのです。

 

基礎タイ語の学習進度をグラフにすると、
以下のようになると思います。
p7

特殊文字の項目、ここまでの進捗状況は
以下のようになると考えます。
p8

急激にタイ語運用能力が伸びる手前に、
難関が立ちふさがります。
見慣れない文字、変わった発音は序の口。
一番厄介なのが「声調規則」なのです。

しかしこのグラフのとおり「声調規則」をマスターすれば
基礎タイ語学習は飛躍的に進みます。
頑張りましょう!

それでは、次のLv1基礎 後半では
タイ文字の読み方に入っていきます。
タイ語の発音は声調や特殊規則が複合的に関係して決まっていきます。

タイ語は音と意味が密接に連携している言語のため、
日本語を学ぶ外国人がめちゃくちゃなアクセントで「コンニチワ」とかいっても日本人には通じてしまう、
ということが起こり得ません。

誰しもが知っている「サワッディーカー」ですら、発音を間違えると通じなくなります

 

発音には徹底的にこだわる必要があります、そのために声調規則はみっちりやらなければなりません。
引き続き集中して取り組んでください。

 

以上、前半のカリキュラムを説明してきました。

理解度チェックとして、Lv1基礎 前半 確認小クイズ にチャレンジしてみましょう。

 

ここまで、一度読んで覚えられるようなボリュームではありません。

いつでも、わからないことが出てきた時点でこの基礎講座を辞書代わりにし、都度基礎項目を確認するとよいでしょう。

大体のタイ語の体系がつかめたら、Lv1基礎-14 タイ文字への慣れ方 で紹介した「写経」に取り組み始めてください。

「写経」では、1)タイ文字に対する抵抗をなくす ことが大きな目的ですが、2)音素の確認 3)文字の読み方のルールの確認 もできます。何を素材に写経していいかわからない場合は当サイトの Lv1 実践 を利用してください。

他のサイトではなかなか見ない、タイ語:音素:日本語訳を取りそろえた実践的な内容になっています。

「はやくしゃべれるようになりたい」と思うかもしれませんがとにかく「タイ語の音を理解し自分で再現できること」を最優先にしてください。タイ語の音を自分で再現できれば聞いてわかる、聞いてわかれば会話になる、のですが逆に言えばタイ語の音を自分で再現でなければ聞いてもわからない、聞いてわからなければ会話にならないのです。

 

さて、ここまでタイ語基礎半分を終えました。

後半も引き続き、

「いったん通読してわからないところは辞書代わりに基礎講座を振り返る」

この方法で進めていただければと思います。

写経は、引き続き並行して続けてください。

Lv1基礎後半 外観へすすみ、全体ボリュームを把握してから後半最初の講座、「Lv1基礎-18 特殊規則1 ทร=ซ」へと進んでいきましょう。

 

 

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公開日:
最終更新日:2016/09/24

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