Lv2-01 コラム メディアは語学学習の助けになるか?

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テレビや映画は語学学習の助けになるか?

 

よく、「映画を見ていたら語学が堪能になった」だとか
「テレビを見ていたら語学力が上がった」とかいう話を聞きます。

これについてちょっと考えてみたいと思います。

 

 

効果は確かにある、がしかし…

これはこれで真実と思います。
シャドウイングやディベートなどのように教育現場で使われている手法も、
テレビや映画と同じように結局は「臨場感の強さ」が我々に「語学を習得する必要性」を感じさせ、その結果脳が自発的に語学に関する神経ネットワークを発達させるものとわたしは思っています。

 

テレビや映画のようなメディアは簡単に臨場感を作り出すことができます。
自分のアタマを何も働かせることなく、パッシブに強い臨場感が連続して入ってくるため人がはまりやすいのです。子供にテレビを見させると何時間でも見ていますよね。そういう理屈です。

 

ところが気を付けておきたいのは、自分で臨場感を作り出すには訓練が必要だということです。
読書などがそのいい例です。
自分のアタマで考えるという、人間としての存在理由であるほど重要な行為ではあるがそれをするには訓練が必要で、面倒くさいことでもあります。

 

ですから、昨今日本では活字に触れる人の数が非常に少なくテレビばかり見ている、というのは
「文字を読んで臨場感を作り出す訓練を放棄し、水が引くきに流れるがごとく簡単に臨場感を得られるテレビにはまってしまっている」といえます。なんか寂しいですね。せっかく脳みそを持っているのに全く有効に使っていない感じがします。瞑想に熟達すると三昧という境地に入り快楽を感じるらしいですがこれは脳内の快楽物質を自分で作り出すことに成功したから、ということらしいです。それにはトレーニングが必要なのですが、何のトレーニングもなしに疑似的に似たような状況を作り出す「ドラッグ」を用いているようなものが、テレビといえます。

 

 

さてさらに重要なのはここからです。
果たして、テレビや映画を見てなにか得るものがあるでしょうか?

 

もしランダムにチャンネルをつけたり映画館に行ってランダムに作品を見たりすれば、私見では9割は「時間を無駄にする」結果に終わると思います。

 

 

効果はあるが、害のほうが大きい

はっきり言って、ロクなものがありません。
テレビというものは特に、人を痴呆化させる悪意を持った箱のように見えます。

 

見て面白かった、という効果はあるかもしれませんが、
面白い、それだけです。
使い捨てのティッシュのように役割はその場限り、かつ時限的な「楽しみ」でそれ以上のものではありません。

1時間も2時間も見て、なんにも得るものがなければ
時間を無駄にしたのと同然です。

 

さらにテレビや映画はそもそも民営のものです。
民営であるからには資本の論理が入ってきます。
資本家の投資する企業の製品や活動をサブリミナルもしくは直接的に宣伝し
見ている視聴者を「洗脳」してその製品やサービスへと消費を誘導すること以外に目的と存在意義はありません。

 

国営放送だったとしてもそこには何らかのプロパガンダが入り込む余地が常にあり、
完全に無害であるとは言い切れません。

貴重な生命時間をテレビや映画に費やし、
他人の仕組んだ価値観を刷り込まれ、
挙句見ている時間の95%は無駄になる。

 

こんなものにどうして進んで時間を費やすのでしょうか。
筆者は、25歳の時にこれに気づき以来一切テレビを所有していません。
それでもタイ語、英語を話せるようになったし、特に何か失った気にもなっていません。

 

テレビや映画を見なければいけない理由はない

テレビに費やす時間はすべてほかのことに費やしてきました。
それでも生活に支障が出ることはありませんでした。

流行の話題についていけなくなるとかはありましたが、
そんな話をしたところで得るものはこれまた、ありません。
芸能人の誰それがこうこうこういうスタイルだ、とか
そんな話があなたの人生を何か向上させるでしょうか?
下世話な野次馬根性に染まり人の批判をすることしかやることがなく
みすぼらしい人間に成り下がってしまうのが目に見えており
百害あって一利なしです。

 

語学学習でのテレビや映画の効率的な使い方

とはいえ、テレビ、映画が語学学習に役立つことも事実です。
このサイトもメディアを駆使して、動画を豊富に構成しています。
かわいらしい講師に出演をお願いして人々の興味を引くようにしています。

ようは、使い方なのです。

どう使おうとそれは個人の時間の話ですからこれ以上何も言うことはありませんが
この話に納得いただけた方にのみ、次の提案をします。

テレビ、映画などは特に注意して選んで視聴しなければなりません。
繰り返しになりますが、ロクでもないものを見ても時間の無駄になって害ばかりです。

ラジオであれば
FM96.5MHz คลื่นความคิดがいいでしょう。
DJのくだらない話やアタマ空っぽ系の流行ポップスなどはかけていません。

テレビであれば
TPBSがいいかと思います。

映画であれば、わたしはほとんど見ないので何とも言えません。
以前、仏教の「破戒」をテーマにしたアーバット(たしか2014年作品)というのを見に行ったことがありましたが、
仏教の戒律の話も釈尊の教えの話も何にもなく肝心なところをすっぽかして
その映画の伝えるところのメッセージは「破戒するとお化けが出るぞ」という、
仏教の本義から全くずれて的外れかつくだらない3流どころか4流ホラー映画のような仕上がりでした。
時間を無駄にした感が非常に強くこれに失望したわたしは以来映画も見なくなりました。

 

とはいえ、なかには秀逸なものもあったのも事実です。
おススメのものがあれば教えてください。
コラムとして紹介したいと思います。

 

結論としては、テレビ・映画は語学学習の助けにはなるが
見なければいけないものでもなく、
見るのを止めたところで失うものは何もないどころか
他人の仕掛けるくだらない価値観に洗脳されるリスクを低減できる、ということになります。

 

娯楽程度に見るのは自由ですが、あくまで娯楽程度にとどめておくべきかと思います。娯楽というのは、一日に30分程度が限度かと思います。何か価値あることを成し遂げるにはわれわれの人生はあまりにも短いです。生命時間を極限まで有効に使って楽しく意義あり価値ある人生を送るにはテレビなどに時間を浪費することは今すぐやめるべきとお伝えしてこのコラムを終わります。

 

 

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公開日:
最終更新日:2016/09/24

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