Level1 基礎
タイ語読み書きの基礎
ここではタイ語の読み書きの基礎について入念にレビューしていきます。
筆者の考えでは、
- タイ語は表音言語であり音と文字が密接に関連している
- 言語の特徴が日本語とは大きく異なるため会話・リスニングからはいると挫折しやすい
- 日本語にはない子音
- 日本語にはない母音
- 日本語にはない独特の発生方法
- 日本語にはない末子音の発音
- 日本語にはない声調
- ものすごく速い発話スピード
というタイ語の特徴からまずは足場となる読み書きを徹底的にマスターすることが習得への早道と考えています。
読み書き、には発音と声調も含みます。
これを正確に理解し、正確に再現できるようになって実践が活きてきます。
Level1基礎の内容をおろそかにしたまま読み書きの実践、会話・ヒアリングの実践に取り組んでもタイ語の発音や会話の内容を正確に再現することができなくなります。
タイ語は文字と音が密接にかかわっているため、
この「Level1 基礎」の内容に徹底的にこだわることで
のちのヒアリング・会話の習得が飛躍的に効率化します。
「Level1 基礎」の内容は一部煩雑になりますが、われわれ日本人にとって注意すべきポイントは限られています。
タイ語学習ロードマップで示した通り、
- どこに重点があるのか
- 山場はどこなのか
- 自らの学習がどれくらいの進捗状況まできているのか
を常に意識していればモチベーションが下がることを防ぐことができます。
難易度の色付けは
青色個所=へえ、そうなんだ程度に飲み込めるもの
黄色個所=日本語にはない概念で覚えるのに注意が必要なもの
赤色個所=理論的に煩雑になり、覚えることが多く、タイ語学習において踏ん張りどころとなるもの
と考えておいてください。
大項目に分けて2項目、中項目に分けて8個、
全体像が見えてきたのではないでしょうか。
逆に言えば、これだけ抑えておけば
あとは単語・文法・構文のレパートリーを増やすだけとなり学習が効率化します。
いちいち「なぜそうなるのか?」といちいち立ち止まることがなくなります。
Level 1-基礎、とはいえ習得項目は多岐にわたります。
タイ語の基礎のほぼすべてを網羅していますので逆に言えばこれさえ押さえていただければタイ語の読み書きにはほとんど困らなくなります。
項目が多いので前半・後半に分けました。
前半では文字の習得と基本的な音に力点を置き
後半では組み合わさった文字列の読み方・発音・声調規則に集中しています。
前半カリキュラム
Lv1基礎-01 タイ語の声調とは
Lv1基礎-02 タイ語の音素符号とは
Lv1基礎-03 タイ語の音素符号とは 続
Lv1基礎-04 子音の読み上げ方
Lv1基礎-05 タイ語の子音
Lv1基礎-06 タイ語の子音 注意点ハイライト
Lv1基礎-07 無気音の発音の仕方
Lv1基礎-08 文字種別
Lv1基礎-09 タイ語の母音
Lv1基礎-10 声調符号
Lv1基礎-11 末子音の発音 その1
Lv1基礎-12 末子音の発音 その2
Lv1基礎-13 日本語からタイ語へのマッピング
Lv1基礎-14 タイ文字への慣れ方
Lv1基礎-15 母音の変化
Lv1基礎-16 複合子音
Lv1基礎-17 特殊文字
後半カリキュラム
Lv1基礎-18 特殊規則1 ทร=ซ
Lv1基礎-19 特殊規則2 รの無視
Lv1基礎-20 特殊規則3 รร ロー・ハン
Lv1基礎-21 特殊規則4 末尾のรの無音化
Lv1基礎-22 特殊規則5 ิ の無音化
Lv1基礎-23 特殊規則6 ุ の無音化
Lv1基礎-24 特殊規則7 ฤ rɔɔ・rʉ́
Lv1基礎-25 特殊規則8 黙符 ガーラン「 ์ 」
Lv1基礎-26 特殊規則9 余分にยがつく単語
Lv1基礎-27 特殊規則10 正真正銘の例外
Lv1基礎-28 特殊規則11 語尾のรは-อนになる
Lv1基礎-29 特殊規則12 ะを補って読むもの
Lv1基礎-30 特殊規則13 特定の字種別の連続時の発音規則
Lv1基礎-31 特殊規則おまけ 例外の例外の例外
Lv1基礎-32 文字種別ごとの性質
Lv1基礎-33 発音・声調規則
Lv1基礎-34 タイ語のキーボード (執筆中)
特定のページのみにアクセスする場合はそれぞれメニューのドロップダウンから選んでページへ進んでください。
タイ語の文法・単語について
この講座では文法と単語の習得は度外視しています。
これらは「Level1実践」のカリキュラムで実践を通して
語彙を増やし文法を理解していくか、
Lv1実践のコラム「おすすめの参考書籍」で自習してください。
単語と文法については書籍やネット上に情報があふれているため
今からわたしのほうで一からなめなおすことはしません。
このサイトは、実践的タイ語を習得することをコンセプトにしています。
その実践に役立てるための視点で基礎講座を組み立てましたので
初心者、ゼロから始める人にはわかりづらい説明になっている個所も
ないとは言い切れません。
ただしすでにタイ語に明るい人にも新たな発見がある内容になっているはずです。
楽しみながら取り組んでください。
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公開日:
最終更新日:2016/09/24