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尊敬できる人は誰ですか? 3/4 善財童子

      2016/11/07

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さて、わたしの人生のロールモデルの二人目、善財童子についてです。
実在した人なのかどうかわたしには知識がありませんが、
そもそも昔の話なのでどうでもいいことです、
学べるところを学ぶまでです。

善財童子も、仏教にまつわる人物です。
わたしは読書に触れてから仏教に非常な興味を持ちました。
読書の目的は先述の通り「なんで人生こんなにつまらないのか、何とかしたい」というものでしたので、
自己啓発系や能力開発系の書籍に多く触れてきました。

その中で秀逸だったのがなんどもこのサイトのコンテンツで出てくる「苫米地英人」さんの一連の書籍群なのですが
そこで仏教について様々なことが語られており、
また自分で仏教の原点に触れることを通して視野を広げたり、
本来は無限に広がっているはずの可能性に気付くために応用できる手法が多くちりばめられていることに気付いたものです。

もちろん、仏教のすべてを理解しているわけではありませんし、
わたしの言う「仏教」は、自分なりにその考え方を取り込んだり応用してみたら
非常に物事がうまくいった、という経験的なものにすぎません。
しかしそれでもやはり、仏教には大きな可能性があります。
なんせ2500年も人類が取り組み続けてきた英知なのです。
もしかしたらキリスト教にもイスラム教にも同じような宝石とでもいうべき智慧があるのかもしれませんが
わたしがたまたま触れたのが仏教だったわけです。




善財童子のあらすじ

善財童子、これはいったいどういう人なのでしょうか。
もとは大方広仏華厳経、いわゆる華厳経にある入法界品という巻のお話しです。

大乗仏教のお経ですから、どういう経路で伝わってきたかはおいておいて、
中国で漢訳されたものが日本に伝わってきたものです。
わたしは中国仏教には疎いので、漢文も読めません。
現代日本語に翻訳されたものを読んでいるにすぎません。

経文は翻訳され続けて伝わってきたものですから、
誤訳もあるでしょうし、ある言語が別の言語に概念までふくめて一対一で完璧にマッピングできることはあり得ませんので
翻訳されているうちに文意も変わってきてしまったりしているでしょうので
本来ならば原点に触れなければいけません。

じゃぁ原点はどこにあるのか、という話になりますし、それを追い求めていったのが河口慧海なわけですが
凡人にとってはそんなにいくつも外国語、おそらく現代ではもう使われていない古語をしかも外国語で一から学ぶのは手間がかかりすぎます。
なので現代意訳本などを読むのですが、それでも得るものはやはり大きいです。

日本に伝わっているお経というのは、
お釈迦さまの説いた言葉を後世の人たちが記録として残したものです、
それがヒンドゥーや密教などと習合しつつ、中国に伝わり、
中国人の漢文のセンスでさらに装飾されたものが日本に入ってきているのではないかと思います。

かたやビルマ、タイ、カンボジア、ラオス、スリランカなどで実践される上座部仏教という部派は
非常にストイックに、お釈迦様の教えはお釈迦様の話した言語で学ばなければならない、というコンセプトの元、
パーリ語(釈尊の話したマガダ語の一方言と言われ、現存する言語で一番釈尊の言葉に近いと考えられているもの)でお経を読みます。
これらの国々では、パーリ語がそれらの言語に音写され、大体似たような読み方になって寺院で読経されています。

日本のお経は漢訳文ですので、これらの上座部仏教圏のお経とは読み方が全く異なります。

歴史的な価値や意義は別として、そこに書いてあることから何か学べるものがあれば学べばいいだけの話なので
どちらが正しいとかこだわる必要はないと思います。

そんなこんなで善財童子ですが、
童子という通り「年少の仏僧」のようです。
この童子が、究極の叡智(意訳書では「無上の学道」とされている)を求めて世界を旅し、
あらゆる師に教えを乞い最終的には心の安寧を得る、というストーリーです。

53人の師、つまりその道のプロを訪ねてあるき、
無上の学道をどうしたら修められるか、アドバイスを乞うて回ります。

53人の師、と言っても、それぞれ専門分野が違うようで
わたしに教えられるのはここまでだ、といって彼の求める答えが一発で得られるものではありません。
それらの師はある一つの道のエキスパートで、その分野で修養を収めたうえで到達できる「三昧」の境地を知っています。
しかし人生のすべての分野で最高の境地に達しているのが悟りだとすれば、そんな人はなかなかいないし
それこそ仏教ではお釈迦さまくらいしかいないんじゃないでしょうか。

わたしに教えられるのはここまでだ、その先は○○のところへ行って教えを乞いなさい。と、
次々に53人を訪れ、訪れる先でその人の知恵と知識を学び実践して吸収していくのです。

何がすごいのか?

わたしのロールモデルである理由は、
どの師に会いに行ってもまずは「善財よ、よくぞ無上の学道を志した」とその向学心と好奇心をたたえられているように
質の高いモチベーションがあるからです。

自分のやりたいことを定め、それをとことん追求していく、
自分の足で歩き、自分の目で見、自分の耳で聞き、自分でやってみてものにしていく。
こういう自立心あふれ姿勢は素晴らしいと思い、大変尊敬できます。

最終的に悟りを得たのかどうかは、訳文を読んだだけではわかりませんでしたが、
悟りを得るかということは仏教徒の最終目標ではありますが、
そこに到達するかどうかというよりも、そこに向けて歩き続けることが重要なのではないでしょうか。

仏教の説く、人生の目的とは??

仏教をかじりだすと、難解な概念がいっぱい出てきます。
象徴的なのは、
「悟り」と
「涅槃」と
「輪廻」です。

悟りとは何か?輪廻を解脱した境地である。
涅槃とは何か?輪廻を解脱した境地である。
輪廻とは何か?苦を生み出すサイクルのことである、生命の循環である。

・・・
本当にそんなのあるんですか?
それはそうなった人にしかわからない。
そんなこと心配している暇があれば、ダルマを学ぶことだ。

・・・

はい。

禅問答のようですが、
確かにそれらはある程度言葉で定義できるのでしょう、
しかし言語には限界があります。

  • 愛とは何か
  • 友情とは何か
  • 正義とは何か

もはやこれらですら言葉で絶対的に正しい定義などできません。

それを語る人がどのレベルで思考しているかによって定義がころころ変わります。
それが高じて世の中で争っているわけです。
みんなが同じ概念を共有していれば世の中は平和で愛に満ちているはずですが残念ながらそうではありません。

仏教のテーゼは、むしろ「到達する」ことよりも、「考え続ける」ことなのではないでしょうか。
考えることを放棄し、やめてしまえばそれまでです。

善財童子のその後の話は出てきませんが、
きっと学問を収め続けたことでしょう。

ガハハ、これで俺の人生も安泰だ、あとは適当に飲んで食ってはべらして豪遊して人生アガリだぜ、ひゃっほー☆
とはならなかったはずです。

歩き続ける姿、
学び続ける姿、
自分の成長が止まっているなと思えたときは常にこの善財童子の話を思い浮かべるようにしています。

歩き続けるとはどういうことか

その有様を見習い、
タイ語が学びたければタイ語の教師のところで学び、
ダイビングに興味を持てばスクールに問い合わせ、
そこで知り合った人にどこに行けば楽しいダイビングができるかを聞いて実際にパラオ諸島に行ってみたり、
太平洋戦争の戦跡を見たくなったので実際にインパール、ペリリュー、ガダルカナルへ赴き現地の人に案内を乞い戦跡を見たり、
パラグライダーに興味があれば講師を探し、
知り合った人にどこで飛べば楽しいかを聞いて実際に飛びに行く。
自分の技術が足りないと思えば、それを補完できるレッスンをしてくれる人を探す。
そこで知り合った人にどういう機材を使うと便利かを聞き、
どこで売っているかを聞いて実際に買いに行く。
そこで売ってなければどこで買えるかを聞いて実際に買いに行く。
キャンプをする時にも書き物がしたいと思えばバッテリーと変流器が欲しくなり、
どこに売っているか聞いて実際に売っているところへ買いに行く。
実際に山に持って行って使ってみて、もっとこうだったら便利だなぁと思えばそれを探して人にアドバイスを乞う。

実際に、善財童子のやったように、
教えを乞い、自分で歩き、自分で聞き、自分で見、自分で体験するようにしてきました。
これはこの先も変わらないと思います。

このおかげで、常に昨日までの自分とは違う、少しだけでも前進した自分を実感でき、
毎日が楽しく過ごせるようになりました。

「歩き続けている」自分を実感できるのです。

そんなこんなで、わたしの尊敬する二人の師匠を紹介しました。

 

次回はまとめです。

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