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人生ベストコンディションで最大限に楽しみたい!そんな思いをコンセプトに、日々役立つTIPsを読書録・ショートエッセイとして綴っています。

現代の日本人を縛るもの 4/7

      2016/04/26

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前回までは日本の社会が筆者の視点から見てどのように息苦しかったのかを見てきました。

今回は更に、その視点を海外からのものに移してみます。

 

海外に出て思ったこと

タイ駐在

高校生のとき留学したわたしですが、
社会人になってタイという国に駐在することになってから
再び日本を離れることになりました。

これまで見てきたように、
日本の企業社会に対する疑問は山のように持っていました。
しかし、それが誤っているとしたらどう誤っているのか、またそれに変わる価値観や解決策は一切持ち合わせていなかったのです。

実際に海外にきてみると日本とはまったく異なる世界が広がっていました。

  • まず、サービス残業という概念がない。みな、18時の定時になれば帰宅します。
  • 子供が具合悪いので、家で仕事する、といってオフィスに来ない人もいます。
  • 上司と普通に飲み屋に行って恋愛話や趣味の話を対等な立場でできます。

かたや、わたしも日本人駐在員ですから、
日本人顧客を相手に
日本食レストランで日本食を食べながら
日本でいたような飲み会をしてもいました。

その二つは明らかに異質なものでした。
みな、会社や職務に対する文句はそれなりにありましたが
明らかに人々は明るく生きていました。

戦跡めぐりで見た日本人の根性

タイに来て、日本が太平洋戦争中に建設した
泰緬鉄道(バンコクとヤンゴン方面をつなぐ鉄道路線)というものの存在を知りました。

「戦場にかける橋」

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実際に見に行って見ました。
ものすごいスケールでした。

連合軍捕虜2万名、また現地徴用民間人20万名を動員して
通常では考えられない短期間で作り上げたそうです。

いったい、日本人が「根性」をだすとすごいことになります

その後も、駐在員としてタイで生活しアジアのハブにいる最大のメリットを生かして
太平洋戦争の戦跡を見て歩きました。

インパールで見た日本人の根性

日本軍はものすごい根性です。

大東亜共栄圏を目指し西はほとんどカルカッタまでもう少し、インドのインパールという町まで進軍しました。
(当時インパールを訪れたとき現地の新聞に取材を受けその記事が残っています。)
しかし、ありえないですよね。ほとんどブータンに近いところまで日本軍は行ったのです。
大激流となるチンドウィン川、アラカン山系を越えて進軍して行って、
あまりの過酷さに攻略目的地のインパール現地に到着した軍隊はわずか数百名。
勝てるわけもありません。

補給が枯れ、弾薬が枯れても根性で目的地にたどり着きました。

そして突撃して玉砕したのです。

現地には日本軍の鉄兜や手りゅう弾の不発弾や38式歩兵銃の銃身、
そして軍人手帳や軍服の遺品が博物館に展示されていました。

WM-20130626_134644-tWM-20130626_123101-t  WM-20130626_123132-t日本軍が最もインパールに近づいたレッドヒル。記念碑がたてられている。500名の部隊でこの地でイギリス軍と戦闘し、10日間の戦闘ののち玉砕した。

あまりに強烈な体験だったので、この地をもっと日本に知ってもらえないか、
現地の戦跡ツアーを運営する会社のホームページの翻訳を買って出ました。
http://www.battleofimphal.com/jpn/

ガダルカナルで見た日本人の根性

ソロモン諸島のガダルカナルも訪れました。
この島では2万名の日本兵が命を落としたそうです。

圧倒的物量、弾薬量を誇るアメリカ相手に
夜襲、突撃、玉砕を繰り返しました。

ジャングルに墜落したゼロ戦、
砂浜に沈む輸送船、
ジャングルに散らばる砲門、
山の尾根に散在する兵士の遺品。

こんな、オーストラリアのブリズベンからわずか4時間という距離の島まできて
2万名もの命を失ったのです。

なんという気合でしょう。
日本軍の装備は脆弱で
文字通り、気合と根性だけでこの島にやってきたのが伝わりました。

昭和18年にもなって、三八式歩兵銃という、明治時代に設計された単弾装填式の古臭い銃で、アメリカの機関銃相手にやりあったそうです。

ガダルカナル島で見た戦争の傷跡

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日本兵の銃の命中精度はものすごく高かったそうです。物資が足りない中弾を無駄にするな、と徹底的に訓練されたためです。

ペリリュー島でみた日本人の根性

パラオ諸島ペリリュ-島は、
2015年のNHKの戦争特集で8月にシリーズで特集されていました。

ペリリューが戦場となった頃には、戦局がかなり悪くなったため、無為に兵員を消耗しかつ効果のない突撃玉砕をやめ
相手に心理的恐怖を与える持久戦に作戦の方法が変更されたため
日本兵はジャングルに潜みゲリラ化し
掃討作戦にジャングルを行進する敵兵の列の最後尾に忍び寄り
ナイフで襲い掛かるという戦法に変えたようです。

相手に心理的恐怖を与えるため
銃剣でめった刺しにした敵兵の遺体を木にくくったりしたそうです。

もはや、修羅の世界です。
人間性のかけらもありません。

文字通り、リアルなバトルロワイヤルです。
映画の話、笑い事ではありません。
本当にそういう世界が存在したのです。

日本兵に投降を進めたビラの文章を見て、
アメリカ兵も心を痛めているであろうことが推測できました。

ペリリュー島の博物館で見た、米軍がまいた投降を呼びかけるビラ

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しかし日本兵は投降は一切せず、
玉砕するまで戦うことをやめませんでした。

ジャングルに取り残され、敵に囲まれた中、
銃剣だけでお上の命令に従い続けたのです。

日本人の根性、おそるべし。
戦争がいいことか悪いことか別として、
世界最強の根性です

それだけのポテンシャルがわれわれにはあるのです。
人の命令に盲目的に従ってしまうサガはこの頃のものなのかもしれません。現代でも似たような事を企業社会でやっているだけです。

なお、これらの戦跡訪問期は写真を豊富に、別コンテンツ「旅行記」で公開します。

海外に出てわかったこと

日本を出てみて始めて、
日本という国の姿、
国民性、文化、性向、
こういうものを理解することができました。

われわれは世界一の根性を持つ国民である。
そして、われわれは世界一優秀な奴隷としての素質を持つ。
お上に従い、与えられたことをこなすことが得意で、
既存の価値観には疑問を持つことよりも従うことを美徳とする。

簡略化していえばそういうことになります。

これがそのまま、日本の企業社会に継承されており、
われわれに何か息苦しさを感じさせているとすれば
その原因となっていると確信するにいたりました。

海外がよくて日本がだめなのか?

これらの海外の社会にも、
たとえば日本では到底考えられない事件事故や
社会問題が存在しているのは事実ですし
日本のような規律だった社会になっていない面もあり
それが発展や問題解決の足かせになっていることも見て取れるので
日本がダメで海外の社会が最良のものであるとは言いません。

しかし日本の文化も同じく、最良の物ではありません。
わたしは日本で生まれ日本で育ち、
今は海外で生活している身分です。
わたしが耐え切れなくなった生活を続ける人々からの恩恵を
こうしていま海外で受けているのも事実。
そういう意味で、売国奴といわれてしまうかもしれません。

しかし自分に正直になりたかったし
おそらく日本人すべてがわたしのように日本を抜け出すことは考えられないので
わたしは自分のやりたいようにやらせてもらおう、と日本を離れることにしました。

明治の先人とか国の礎とか言いましたけれど
何十年後には「国」という概念すら通用しなくなっているかもしれません。
千年後くらいの教科書には、20世紀ってころにはね、
国って言う野蛮な概念があって、地図上に線を引いて人とかものの行き来を制限して、
その国境線を争って戦争とかしてたんだって、
えぇ~??しんじられないー、野蛮~
とかいう話がされているかもしれません。

だからもう、国とか民族とか、やめようよ、
そんなの19世紀にできた話じゃん、ともおもったのです。

では、いったいどうしたいのか?

そんなこんなで
日本という国の社会の成り立ち、企業文化、その性質を見てきました。

日本という国はわたしにとっては、
とんでもなくいづらいところでした。
まぁ、当時は今にもまして未熟だったので自分の個人的な偏見も混じってるかもしれません。
今となれば日本に戻ったとしてもそこそこうまくやっていけるだけの社会性が身についているかもしれません。

しかしながらここまで述べてきたように思ったからには
そんなバカらしいすべてのゴタクを放り出して
好きなことやって生きていたい、と思ったのです。

ここに、「人生楽しみたい」という強烈な希求が生まれました。

さて、それではこれ以降は
われわれを縛っている文化、価値観を踏まえたうえで
どのように自由になっていくかを考察していきたいと思います。

まずは、われわれの思考回路について振り返ってみましょう。それでは次回まで、この間でお話した視点から少し自らを振り返ってみてください。

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