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現代の日本人を縛るもの 3/7

   

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前回まではいかに日本社会が息苦しさを感じさせるものなのかについてみてきました。

今回は、それらについて「なぜ?」を考察します。

 

なぜ、「非生産的で夢がなく時間が無為に過ぎていく」のか

まぁ、前回までのお話のような「いかに過去ひどい目にあってきたか」のような話はいずれも過去の話なので「どうでもいい」のが本音ですが、
その当時は何か納得がいかずずっと心に引っかかっていました。

そうしてよくよく思い起こしてみると、そうなって当たり前の日本社会の成り立ち方が見えてきます。

小学校の行進

前にー習え!
右向けーみぎっ!
後ろ向けー後ろ!!
懐かしいですね。

何のためにあれをやったのでしょうか。
国土が狭い上に人口が多いので、
規律とか集団社会とか社会性とかいろいろいうのでしょうが
本音では「おまえら、黙って命令されたとおりにやれ!」以外の何でもありません。

我々に「人の命令に従う」メンタリティを植え付けることは、既にこの頃から始まっていたのです。
鼻水垂らした子供の頃からそんなことやってれば、
大人になってからも、その理由すらわからないままそうしてしまう体質になって当たり前です。

日本の会社は奴隷を量産するシステム

年功序列、や終身雇用、というのは世界的に見てもかなり特殊な概念です。
外国で働いてみて実感しました。

それに加え、企業は自らの存在意義を社訓とか理念としてイデオロギー化します。社会貢献とか社員の幸せとかいろいろ言いますが、究極的には「利益を出す」のが会社の目的です。

社員がいわれたとおりにやらないと会社はうまく回りません、

その手口は巧妙です。いつの間にか、「利潤活動」という本音が会社の理念という言葉に隠されて
さらに一生を会社の中で終えていくことを求められ誰もそれに疑問を持たなくなるどころか
むしろそれに反抗するのはよくないことである、のような雰囲気に染まっていきます。

まるでカルト信者が、脱会したがっている別の信者を全力で阻止するかのようです。

高度に分業された仕組みの中で隣の席との間についたてを立て
いわれたことをいわれたとおりにそのうえ効率的にこなすことを求められ
それはスーパー高性能な奴隷のようです。

いつの間にか奴隷になりきっている社員

そんな環境で働き続けていると、
いつの間にか会社のすべてが疑問にすら思わなくなります。

  • 会社の人付き合いや
  • 接待や
  • 社内接待や

本音ではどうでもいいんだけど
それがいつの間にか自分の人生の目的であると思い込まされ
積極的にそれを再生産する片棒を担ぐほうに回っていきます。

与えられた「やりがい」に染まりきっていきます。
与えられた価値観を自分の生きる目的と思いこみ始めるのです。

雇う側と雇われる側

資本主義社会ですから仕方のないことかもしれません。
付加価値を生み出し
それを世の中に提供し
対価として利潤を得る
そのお金で生活していく
そのためには会社という組織をつくり
効率を求めて分業する

そのスキームに入り込む限り
いつまでも雇う側、雇われる側という立場関係はついて回ります。

企業の存在意義は、投資する株主に利潤をペイバックすることです。
それ以外にありません。

社員の自己実現、福利厚生とかいいますがすべて建前です。
社員などは会社の利益を上げさせるために使う奴隷である、ただの事務用品である、と大きな声で言えないだけです。

さすがはアメリカ、人道という倫理意識がないのでしょうか、
もっと最悪なのはあの
サブプライム問題です。
多くの企業の社員を失職させ
人々を路頭に迷わせ
社会を大混乱に落としいれ人々に絶望をもたらしました。
99.999パーセントの誰もが得をしていません。
得をしたのは一部企業のトップのみです。社員も顧客もすべて、利益のために食い物にされた好例です。
時には社会正義や人道にすらその利潤追求という目的が優先されてしまいます。

われわれ地球上の社会では、資本主義、これに勝るシステムは現状ありえません。
しかし問題なのは、ある一部の国のプロパガンダによって
みんながそれが最良のシステムであると思考停止している、
もしくは実は資本主義、完璧じゃないんじゃないか?と首をかしげることすら放棄しているということです。

そうではない可能性を一切放棄し、
自分でそのシステムの中に進んで入り込む以外の自由を持っていません。

その中で
やれ、俺はうまく適合した、
やれ、俺はうまくやった、
やれ、俺は財産を作った、
やれ、俺は人に使われる側から人を使う側に回った、
とドングリの背比べをしているのです。

そしていつの間にかそのシステムの中の価値観に染まっていきます。
どんなシステムだって完璧はありえません。
システムのほころび、ほつれ、副作用に知らず知らずのうちに悩まされ
世の中こんなもんなんだとあきらめてしまいます。
そうしてつらい思いを殺しながら生きていくのです。

つらいのはなんでなのか?

生きていくために給料をもらうのですから、
サラリーマンである限り仕方のないことかもしれません。

ここでひとつの疑問が起こります。
いったい全体なんで、そんな風になってしまったのか?

この際ですから、徹底的に考えて見ましょう。
日本を取り巻く企業社会、それは何なのか。

 

 

歴史的背景

世界最強の生産力と工業力を持つ国、日本

現在、日本は間違いなく世界一です。
工業製品は海外では考えられないくらい高品質で世界の人々の憧れの的だし
その規律あふれる国民性は尊敬もされています。

西洋人なんか、散々植民地時代に他国から搾取してきた残りで未だに反映しているだけ、
ただたまたまた学問の分野では新しいテクノロジーや抽象性の高い思考能力に基づいた仕組みを開発する底力があるので
新しい基準やスキームや技術を作り世界に広め(と言うか、押し付け)安定した繁栄を続けてはいるが
たとえばアメリカ人なんて「世間知らずの威張り腐った野郎」くらいにしか思われないのが関の山でしょう。

日本は間違いなく世界一です。

以前、日本円の実力の実際値は1ドル50円くらいである、という本を読んだことがありましたがまさにそれを海外では実感します。

米ドルなんかすってるだけのカミクズです。
日本円と米ドルを触ってみると、千円札の方が100ドル札の何倍も価値があるのが手触りでわかります。

明治の先人の遺産である現代社会

明治の偉人伝などを読んでいると当時の人々はものすごい使命感にあふれていたようです。
たまたま開国してみたら、世界の残りの地域は野蛮な植民地侵略分捕り合戦の真っ最中で
やるかやられるかのサバイバル、修羅の世界の真っ只中だった。
世界のルールがそうなっている以上、やらなきゃやられる、
そのためには国力をあげなければならない、と
先人たちは本気でおのおのの志を立て国の礎を築きました。

現代社会はその明治時代の先人の築いた礎のうえに成り立っている、などとはよく言う言葉です。
これは本当だと思います。

こ れは多くの場合、現代人には国を背負うといったような覚悟が足りない、という文脈で使われます。根性がない、とかやる気がない、とかいろいろ言われます が、肝心の「何で根性が出ないのか」「何でやる気が出ないのか」を言っている人はほとんどいません。そういう本質を考えなければ「明治のような立国の志が 必要だ」といったところで飲み屋のおっさんのたわごとと変わらなくなります。

何でそうなったのか、をわたしはこれ以降の投稿で検証していきます。

明治開国以降の新しい価値観

日本は、植民地にされるより、世界と対等に渡り合っていこう、と
当時いわゆる「先進国」であった列強に混じっていくことを選びました。
搾取するかされるか、という野蛮な価値観の時代であったので、
それはそれでベストチョイスだったのかもしれません。

そのためには、生産力や工業力を上げたり、
そのために学力を上げたり規律を身に着けたりする必要がありました。
それを、しかもわずか数十年という超短期の間に、です。

それをやってのけてしまうポテンシャルがわれわれ日本人にはありました。
事実日露戦争ではロシアを蹴散らしました。

わたしは何も難しいことは言っていません、どんな歴史入門書にも、日本の発展について同じことが書いてあるはずです。

戦時中の思想、お国のために滅私奉公、軍隊の論理、上下関係

世界を相手に戦争をするようになると、この傾向はもはや教条的になりました、

欲しがりません勝つまでは、とか、
一億総玉砕、とか、

軍隊の上下関係、階級制度などは国の目標を達成するために必要な仕組みとして
その実践が国民の間に染み込んでいったのではないでしょうか。

戦後でもそのまま続いている

その時代からもうすでに何十年もたっていますが、
いまだに明治期の国の雰囲気が「是」であるとされています。
大昔にできた価値観なのに、いったんみんながそれに染まりきってしまったがために、
見直されることもなく継承され、再生産され、強化され続けています。
年功序列はいわば、上司には一切口答えできない軍隊の階級制度であり
終身雇用はお国のための滅私奉公のようなものです。

NHKブックスの「失敗の本質」シリーズや「ノモンハンの夏」などの戦記ものに詳しいですが、
軍隊の高級将校というのはものすごく頭が悪かったそうです。
現代でいえば上司との飲みの席は得るものが何もない単なる時間の無駄、であるのと同じです。

戦況が厳しくなると鍋とかやかんのような生活必需品まで軍需転用の徴用に差出すかのごとく
自分の余暇時間をサービス残業・出勤に当てるのは滅私奉公そのものです。

誰も疑問を持ちません。
疑問を持っても封殺される社会風潮です。

いつの間にかそれらが文化となり、国民性となり、
それ以外の選択肢がもはや「間違い」である、
とすらされているようです。

もしくは、それに従わないことは「リスクが高すぎる」と思い込んでしまっています。
いつの間にか国民同士が、
既存の価値観から外れないように
監視しあうような雰囲気までできてしまっています。
会社を辞めたいというと全力で周囲に止められるのが象徴的です。

フルメタルジャケットのデブ新兵のよう

スタンレーキューブリックの映画ですが見たことあるでしょうか。
何をやってもうまくできない落ちこぼれのうすのろ新兵が
軍隊で徹底的に人間性を破壊され
「人を殺すためのマシーン」として人間改造を受けていき
いずれ精神に異常をきたして最後は自殺してしまう話しが出てきます。

他の人はどうか知りませんが、
わたしがもし企業で働きつづけたとしたら、これに非常に近い結末を迎えることになる、と感じました。

こんな環境で働いていて楽しいはずがありません。
やりたいこともわからず、
やりたいことがあっても社会的につぶされ
無難であることを是とする価値観に無言のプレッシャーを感じ
そして(おおよその場合年齢が上なだけで)立場が上とされる人の無駄な話をありがたがらされ
ひたすら与えられた目標を献身的に(奴隷のように)追いかけさせられ続けるのです。

もちろん、これらが日本を日本たらしめる、
世界一の国家であらしめているそのものの原因なのですが
そこに「自分」や「個性」や「夢」などが入る余地はほとんどありません。
「自分」や「個性」や「夢」などを両立させる、
そんなことどうやったらできるか誰も教えてくれないので誰も気づきません。
それは当たり前かもしれません、企業にとって社員は効率的に働く奴隷であって
福利厚生とか自己実現とかもっともなことを言いますが
それはあくまで「奴隷を効率的に働かせるための建前」にすぎません。

わたしがひねくれているだけ?
でもここまで読まれた方なら、似たような感覚があったのではないでしょうか。

結婚について

さらに、企業文化以外にも知らないうちに
「なんとなく」思わされている価値観もいっぱいあると思います。
たとえば、結婚。

なぜ結婚しなければいけないのか?
世間にうらやましがられるため?
世間体のため?
ホモだと思われたくないから?
余りものだと思われたくないから?

個人的な話ですがわたしは結婚は今のところ考えられません
あらゆる価値観に疑問を投げかけた結果
一人でいるほうがいいと今の時点では思っています。

誰にも操作されず、自分が本当に結婚したいときに結婚したい。
いろんな国に行ったけどまだまだ行ったことのない国もいっぱいあるし、
そういうところに素敵な出会いがあるかもしれない(笑)のに
何も焦って世間一般で言われている価値観に流されて結婚なんてする必要ないと思っています。

社会通念に流されるようにして焦って結婚して
今でも幸せなカップルがどれだけいるでしょうか?
それが、冠婚産業のしかけたただのマーケティングに
乗せられているだけだったとしたら本当に幸せになんてなるんでしょうか?

企業づとめで幸せになれるのか?

自分を幸せにする方法は、
日本で企業づとめをしながらでもあるにはあると思います。
稀に、企業の理念イコール自分の理念とすることができ
仕事を楽しみ自己成長の機会としていくだけの強さを備えた人もいるでしょう。

大抵は上司との酒の席などは昔の自慢話と「俺はこうやって這い上がってきた」系の、他になんの応用も効かず聞くだけ時間の無駄、おまけに酒に酩酊しているとしたら次の朝にはすべて忘れているのが関の山ですが
上司の臭い息も我慢でき、
無駄な昔の自慢話からも学びを見つけることもでき、
周囲の人間ともパーフェクトにやっていけるだけの社会性を持った人もいるでしょう。

しかしそうではない人には一切チャンスがないのでしょうか?
他の選択肢はまったく存在しないのでしょうか?

ここまで見てきた日本企業社会で息苦しさを感じる理由の構造を見てきました。しかし、息苦しさの原因はこれだけではありません。

この後の記事では、筆者の経験から「海外に出てみて始めて見えた日本の姿」について考察します。

 

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