「言語を究める。」

タイ語・英語を話し、ビルマ語、ラオス語にもとりんでいる筆者が外国語学習について言語学習について実践豊富に考えていきます!

外国語学習の心構え その4 ラクして出来るようになることは無い 1/4

      2016/03/05

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外国語学習に取り組むにあたり
大前提としての心構えについてお話しています。

第一話全五回はより学習をスピードアップさせる良質な「機会」をもたらす敬語表現、丁寧表現の大切さについてお話しました。
第二話全三回はスキルより感性を磨くことの大切さについて抽象度という観点からお話しました。
第三話 モチベーションを高めるには臨場感を高めることの重要性についてお話しました。

残り二つの心構えについて
第四話 ラクしてできるようになることは無い
第五話 学習進度に不安を持たないためのマインドセット
をお伝えしますが今回は第四話です。

ラクして身につくようなことなどありえない?

心得ていただきたいことはズバリ、
ラクして身につくようなことなどありえない、ということです。

悲しいものかな、人間は簡単なものにすぐに飛びつきます。
ラクして月収百万円!
ラクして試験合格!
ラクして最高の出会いをゲット!

まったく、世の中ラクなことだらけですね。
見てください、「ラクして」をグーグルに突っ込んだ結果。

rakushite

特に情報商材系にそういうキャッチコピーが多く、語学学習の教材も存在しています。

それらが本当にラクして身につくものなのかかどうかというよりかは
これらのキャッチフレーズを鵜呑みにして語学が上達するのか?
という話をしたいと思います。

また、そういう広告に触れたことはないけれど
なんとかして苦労なく外国語学習がはかどる方法はないかと
考えている方にも参考になるようにお話します。

 

目を引くキャッチフレーズ

語学学習を志す方で次のようなキャッチフレーズの広告を目にしたことはありますか?

  • 聞いてるだけで話せるようになる
  • 見ているだけでペラペラ喋れるようになる
  • 聞き流すだけでスラスラわかる

わたしはそういう教材を用いたことがないので、
教材の中身についてはノーコメントです。
何も語ることはありません。

中には本当に効果があるものもあるのでしょう、
それなりに考えて作っているのだろうから結果も出るでしょう。
返金保証もついてるようですから、自信もあるのでしょう。

しかし、〇〇しているだけで~できるようになる、というのは
あくまでもただのキャッチコピーです。

人の注意を引くためのただの口上なんです。

なぜ「ラクして」のキャッチフレーズが世の中に氾濫しているのか?

よくよく考えて見ましょう。

人間は努力を本質的に避けようとします。
あなたは今日まで生きてきました。
なにか自らに少しだけ足りないものがあると思うこともあったかもしれませんが
特に命に別状はなく10年前、5年前、1年前、6か月前、1ヶ月前、1週間前、一昨日、昨日、と無事に生きてきて
今もこうして息をしながらこの記事を読んでいます。

外国語学習など面倒くさいことわざわざしなくても充分生きてこれました。
だったらなぜわざわざいまさら勉強する必要があるのでしょうか?

昨日までと同じでいいじゃん。

無意識の中では誰もが程度の差はあれこういうふうに考えています。

なぜなら、昨日までと異なる世界は本質的にストレスだからです。

大昔であれば、なじみのある縄張りから出れば身の危険があったし、
現代であれば、昨日までなんとかなってきたのにわざわざ勉強するなんて面倒くさくて手間のかかること、
つまりどちらも「必要のないこと」なのです。

必要であればすでにやっています。
必要だったけどやらなかった、もったいなかった。というのなら、それでもやっぱり必要なかったからやらなかったのです。
もしそれに後悔しているなら、今すぐにでもやるでしょうし、
それでもやらないのはやっぱり必要がないからなんです。

 

外国語学習が大変に感じる本当の理由

自分が慣れ親しんだ空間、昨日までの現状をコンフォートゾーンと言います。
コンフォタブルなゾーン、心地よい空間、という意味です。
人間は生命の維持を図るために一番安全で合理的な空間つまりコンフォートゾーンにとどまろうとします。
これを「ホメオ・スタシス(homeoーstasis)」、恒常性維持機能と言います。

外国語学習が大変だと感じているならば、
それはあなたが無意識に
「外国語学習は別に必要ないが何となくいやいややらされている」
もしくは「できたらいいなとはおもうが必要性を感じない」
と感じているからに他なりません。
そして、人間の生態維持機能であるホメオ・スタシスが働き
あなたにつまらなさを感じさせ、止めさせようとします。

しかし何らかの理由で外国語を学習しなければならない状況にあり
全くやらないわけには行かない、
なのでラクな方法はないか?と無意識に感じだし
こうした「聞いてるだけで」「見てるだけで」「流しているだけで」系の
キャッチコピーが目に飛び込んでくるわけです。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?今回はここまでです。
もし、これらの○○しているだけで系の教材に目をとられたりしたことがあるかたは
改めてその理由を振り返るきっかけになったかと思います。
なんとなくその理由の輪郭が浮かんできたのではないでしょうか。

次回は更に踏み込んでわれわれの中に潜む
外国語学習の障害となるものの姿を明かしていきたいと思います。

 

相手が見えればそれをコントロールするための作戦を立てられます。
まずは相手(外国語学習の障害)の姿を見極めましょう。

 

 

おまけ

この、無意識の「必要ないことはやらなくてよいのでとことん避ける」という
恒常性維持機能をうまくコントロール出来ないと
外国語学習にヤル気が起こらず一向に進展しない、というとが起こります。
実はこれは前回第三話のテーマの「モチベーション」の本質ですね。

前回の話も思い出しながら振り返ってみてください。

それでは!

 




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