「言語を究める。」

タイ語・英語を話し、ビルマ語、ラオス語にもとりんでいる筆者が外国語学習について言語学習について実践豊富に考えていきます!

外国語学習の心構え その2 言語スキルよりも感性を磨くことに着目する 3/3 終

      2016/03/02

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さて、前回までのお話では、
言語学習は感性を磨くことが近道である、と提案し、
その前提として物事を成り立たせている抽象性の階層のお話しをし、
抽象性の階層の高いものはより低いものを潜在的に包含していて
抽象性の階層の高いところに上がればより低いところのものを整合的に操作できる、
ということをお話ししました。

外国語学習はスキルなのか、感性なのか?

まゆつばだなー、と思いましたか?

ここまでお話したことは
どちらかと言うと運用に重きを置いた話になっていたかと思います。
言語をどう学ぶか、というよりかは
正直いって「言語を使って外国人と付き合うときの心構え」のように
聞こえたかもしれません。

そんな事より、テストでいい点を取れる方法を知りたいんだよ!
という方もいらっしゃるかもしれませんが
それは別の項目でお話します。

わたしの考えでは、
言語はあくまで運用することに意義があると思っているため
テストでいい点取れても
外国人と上手くやっていけなければ
意味が無いとは言いませんがもったいないと思うのです。

 

心構えその1も、そういう点からお話いたしました。
たしかに、単語や文法や各種スキルも大切です。
まったく必要がないとは言いません。

しかし単語を知らなくても伝えたいことがあれば
別の言い回し方をするだろうし
本当に書き伝えたいことがあれば
その単語の概念を知っている単語だけを使って
うまく説明するだろうし
うまく話せなくても本当に伝えたいことがあれば
あわよくばジェスチャー使ってでも何とかするだろうし

 

それがいわゆるコミュニケーション、です。

 

詳しくはわかりませんが、
もしかしたら言葉でコミュニケーションするよりも
ほかのチャンネル(視覚や聴覚や雰囲気やシチュエーション)で
情報がやり取りされている割合のほうが大きいかもしれません。

 

単語学習や文法学習はいわば誰もが通る関門。
それなくしては外国語学習ははかどらないのも事実です。

 

わたしも英語をやったときは問題集とかやりましたし、
受験英語もやりました。
タイ語を勉強したときも参考書は買いました。
新聞読むときなどは今でも辞書が必要です。

 

しかし、それだけではやはり運用スキルの向上スピードに差が出てきます。

 

感受性豊かに、
行った事ないところへ行ってみたり、
聞いたことないことを聞いて、
食べたことないものを食べ、
見たことないものを見、
いっぱい感動してください

 

それを本気で伝えたいとき、
外国語なんておのずとできるようになります。
伝えたいことを伝えるにはどうしたらいいのか、
知りたいことを知るためにはどうしたらいいのか、
そういう強烈なモチベーションが自分の中に生まれると言う意味もあります。

そうすることが自ずと外国語学習に自らをドライヴ(掻き立てる)していくのです。
これが、外国語学習を加速させる秘訣です。

 

 抽象性から見た学習のコツ

抽象性の階層は、物理的な階段と同じようなイメージで、
上に上がるのにものすごい労力が要ります
Slide20
この例で言えば、単語⇒文法⇒外国語運用というふうに上がっていくのが大変である、と言うことです。

 

外国語学習者が躓きやすいのはそのためです。

 

かたや、抽象性の階層を下っていくのは比較的容易です。
Slide21

わたしの経験では日本語、英語を
感受性の面からある程度運用できるようになると、
その二つに共通する概念を少し調整して
別の言語に落とし込んでいくだけで済むようになりましたので
第三ヶ国語目は非常に学習がスムーズに進みました。
Slide22

 

上向きの矢印は、抽象性の階層を上がる行為。
コツコツとした学習です。
下向きの矢印は、抽象性の階層を下がる行為。
英語と日本語で異なる概念の重なり具合や重ならない具合を
タイ語の概念に合わせて調整して、
単語や文法などの言語運用に落とし込んでいく作業です。

まとめ:外国語学習に感性が大切なわけ

わたしの意見は、
抽象性の階層を上に上がるのは大変なのだから、
それをいきなり英語でやらないで
まずは母国語の日本語でやればいい

高みに上がったところにある感性が磨かれれ
それを整合的に運用できれば、
それは必然的に英語の単語や文法の枝葉末節をも包含しているのだから
外国語もできるようになる、というものです。

わたしの場合、タイ語を学習して2年ちょっとで
タイ語技能検定3級に合格しました。
英検3級をとるのには
中学生から英語を学び始めて
高校生程度までかかっていたことを思い起こすと、
方やタイ語は週に数日数時間だけのレッスン及び自習でしたから
やはりそのスピードは早かったと言えると思います。

実感で「早かった」とはいえ
英語にも日本語にもない「上座部仏教の実践」に基づいた概念が非常に特殊で、
話はある程度できるようになったけれど
タイ人のもつ感性に正しくアクセスできているか
といったらまだまだ改善の余地はありますが。

 

その他の語学スキルはプロフィールに記載しましたのでご参考にされてください。

 

さらに! 外国語学習だけじゃない、抽象性の持つ威力

さて、抽象性という観点から言語学習について概観し、
感性を磨くことが早道であることを主張してきました。

今回の話もある意味実践的かもしれませんが、
あらゆることに応用のできるオールマイティなコンセプトです。
ぜひ、節目節目で思い返してみてください。

 

自分のやっていること、取り組んでいること、考えている事がどのくらいの抽象性を帯びているのか?
なにか悩み事があるということは、抽象性が低い階層で思考が右往左往しており
「矛盾」をきたしていることになります。
お話したとおり、矛盾は絶対消えることはありませんが
抽象性の階層を上がりさえすれば
矛盾はすぐに消え去ります。つまり問題が解決するのです。

 

同じ抽象性の階層に思考がとどまっている限りは
矛盾は決して消え去りませんし永遠に解決できません。
だから矛盾なのです。
それを消し去る唯一の方法が、
抽象性の階層を上がるということなのです。

ここまで読まれた方、
わたしがこの考え方をどこから引っ張ってきたか
お分かりになったかもしれません。

 

はい、苫米地英人さんの書籍です。

ちなみにわたしはこの著者の大ファンで、著作に書いてあることをいろいろ実践しています。

 

実践:感性を高めるには?

では、感性を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか?

わたしは子供のころから英語は特に好きな科目で
高校生になるころには
友人から「どうしたら英語が出来るようになるのか?」ときかれたとき、
まじめに「感性を磨くのが一番早い」と答えていました。

こうしてある程度理屈を踏まえて説明できるようになったのは
最近になってようやく、ですが。

 

事実国語や古文の教科は大好きで、
授業中に出された古語の文法にのっとって
散文を作ったりする課題ではいい評価を得ていました。
(今となっては他人の評価なんてどうでもいいのが本音ですが、
子供ですから褒められて嬉しかったのは事実です。)

 

わたしがそういう経験をしたのはある意味偶然ですし
そういう幼少期を過ごさなかった方にとっては
子供に戻って古文の散文をやって下さい、とはいえませんので
今からでもすぐに実践できる方法を提案します。

それは日記をつけたり、
ブログを書いたりすること
です。
これらは感性を磨くのにとても有効な手段です。
自分の気持ちや感動を、なぜ感動したのか、を踏まえて
書くのがポイントです。
日々の出来事をただ羅列するだけでは感性は磨かれません。

 

こういう日記やブログのような「アウトプット」は、
自分が経験したことを反芻しながら書き出すので
その体験を追体験することが出来、
反復学習と同じ要領で繰り返しの学習となるからです。
より、自分の血となり肉となりとすることが出来ます

 

また、実際にそのアウトプットを対面で行う「朝活」はさらに有効です。
朝活、と言うのは社会人の間でブームになった
朝出社前にFacebookやmixiなどで知り合った同好会で集まり
勉強会であったり読書会であったりを行う活動のことです。
外国語学習に限らず向上心の高い人が多いのでかなりの知的刺激になります。
感性を如何に自分の血となり肉となりとしていくかが肝心だと思います。

 

この記事を読むような人にはありえないと思いますが、
何も考えずにぼけっと生きていることだけはやめましょう。
無気力無感動では外国語どころか、何にも上達するわけありません。

つまんないなぁと思っているうちに人生終わってしまいます。

怖いですね。
ニートが大成功した、とかいうケースも聞きますが
それはそれで一番楽しんでできることにハマッたからでしょう。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。
あまり腑に落ちなかった方は
しばらくこのことを頭の片隅において
もしいい説明方法がひらめいたら
この場で共有してくださいm(__)m

 

おわり

 

次回は
心構えその3、「学習のモチベーションを高めるには臨場感を高める」についておはなしします。

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