「言語を究める。」

タイ語・英語を話し、ビルマ語、ラオス語にもとりんでいる筆者が外国語学習について言語学習について実践豊富に考えていきます!

外国語学習の心構え その2 言語スキルよりも感性を磨くことに着目する 1/3

      2016/06/04

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前回は外国語学習の心構えその1として、
敬語、丁寧語表現の大切さについてお話しました。

いきなり実践的な話になってしまいましたが
これだけは絶対抑えておいていただきたいことでしたし
これからどんどんスキルを高めていく初級者のかたには
わたしのように遠回りしていただきたくもありません。

海外に出れば自動的に「日本人の代表」として見られます。
わたしも一人の同邦として「日本人ってやっぱりすごいよなぁ」と、
あなたと接する外国人にぜひ思ってもらいたいです。

ですから言葉遣いについては
学習進度が深まるほど常に立ち返っていただきたいことなのです。

 

 

さて、そうは言っても
まだまだそんな、外国語で他人と話しをするなんて
機会がそもそもないし、会話も自信がない
と言う方もいらっしゃるかと思います。

ここから先は、外国語学習を始めたばっかりの方にも
役に立つ「心構え」をお話しいたします。

 

心構えその2 言語スキルよりも感性を磨くことに着目する

外国語学習についてわたしが大切だと思っているのは
文法や単語力、発音、リスニング、どれも大切ですが
何よりまずは「感性を磨くこと」です。

 

これもお道徳もしくはメルヘンチックに聞こえるかもしれませんが、
言語とはそもそもコミュニケーションをとるもの、です。

伝えたいことが薄っぺらければ、
誰も進んであなたの周りに集まってこないでしょう。

そうなれば母国語であれ外国語であれ言語も宝の持ち腐れです。

伝えたいことが魅力的なことであってはじめて、
言葉に躍動感が生まれます。

あなたの話す言葉(もしくはいずれあなたが話す外国語)に
チカラが生まれるのです。

 

感性を磨く、とはどういうことか?

ここでいう感性、これは感受性のことです。

何かおいしいものを食べて「おいしいなぁ」と思う
楽しいことをして「楽しいなぁ」と思う
きれいな景色を見て「きれいだなぁ」と思う
雄大な自然にふれあい「雄大だなぁ」と思う
名作と呼ばれる芸術に触れ「きれいだなぁ」と思う
かっこいい音楽を聴いて「この曲いいなぁ」と思う
温泉に入って「気持ちいいなぁ」と思う

そういう感情、感覚のことです。

物事の成り立ち方

これがいったい言語学習とどういう関係があるのか?
大アリ、です。

物事の成り立ち方を考えてみたとき、
それはすべて階層性で成り立っています。

階層性、なんていきなりワケがわからないかもしれませんが、
ピラミッドを思い描いてみると近いかもしれません。

下のほうにベーシックなものがあって、
上のほうにより重要な概念がある、
などのような事柄を説明するときに用いる
ピラミッド図です。

たとえばこれ↓
Slide1
マズローの欲求段階?、とよばれるやつです。
別に心理学の話しをしたいのではないですので、
絵だけ頭に入れてくださいね。

さて、
階層性=レベル/段階/高さ、と考えてください。

では、物事を成り立たせている階層性(レベル)、
それは何の階層(レベル)なのか?

抽象性の階層です。

抽象性とは?

は?抽象性?
聴きなれない言葉ですが反対の言葉を考えてみると意味が通じると思います。

「抽象」の反意語は「具体」です、
「具体的」とか「具体化」とか、日常生活でもよく使いますよね。
グーグルに「具体的 意味」といれて適当に出てくるものをつまんでみると、

ぐたいてき【具体的】
[形動]はっきりとした実体を備えているさま。
個々の事物に即しているさま。「―な方法」「―に指示する」⇔抽象的

とでてきました。
こう言い換えてもいいかと思います
「はっきりと明確にわかりやすいこと」
「詳細に描写してあること」

これの反意語が「抽象」、ですから、
その意味は
「漠然としていること」
「情報が少ないこと」
「実体がつかみにくいもの」
と言うことです。

抽象性の階層」はその度合いのことです。
抽象性が低ければ低いほどそれはつまり具体的であり
抽象性が高ければ高いほどそれは抽象的で漠然としている、
と言うことになります。

まあ別に分かりやすく「具体性」と言ってもいいのですが
わたしは「具体的であることよりも抽象的であることの方がメリットがある」
ということを主張したいので敢えて「抽象性」という言い方をします。

では先ほどのマズローの欲求段階の図を置き換えて見ましょう。

抽象性から見るマズローの欲求段階

Slide2

下のほうは具体的で、上のほうは抽象的になっています。

生理的欲求:トイレ、食事、睡眠、生殖

だれだって排泄、食事、睡眠、生殖、これをしていなければ
命が成り立ちませんね。非常に具体的です。

安全を確保する欲求:衣、住

住む家は、コンクリート製かもしれませんし木造かもしれません、
着る服は文化によって違います。
「生理的欲求」よりかは具体性にかけます(抽象的です)が
想像できない代物ではありません。

社会的な欲求

だんだんと漠然としてきました(抽象的になってきました)。
学校で部活に参加すること?
町内会で地域の人とかかわること?
会社で働いて職場や顧客とかかわること?
「社会的欲求とはこれこれこういうことである」と具体的ではありませんが、
まだわからなくもないです。

尊厳を満たす欲求

夫として、妻として大切にされたい。
生徒会役員として活躍したい。
会社で役職について生きがいを感じたい。
それがなんであるかは人それぞれです。
とても漠然としています。つまり抽象的です。

自己実現欲求

ここまでくると、
「ハイ、自己実現とはこういうことです」と定義できなくなります。
その定義は自分でしなければなりません。
こうしたらゴールですよ、と他人から与えられるものではありません。
なぜなら、漠然としすぎていて(抽象的過ぎて)誰にも定義できないからです。

それは、
毎日部活に打ち込んで結果を出すことかもしれないし
仕事で大きなプロジェクトを達成することかもしれないし
家族の時間を大事にすごすことかもしれないし
子孫を残すことかもしれないし
受験に成功することかもしれないし
脱サラして自由に生きることかもしれないし
それらの組み合わせであるかもしれないし
とにかくここまで来ると漠然としている、つまり抽象的なのです。

 

 抽象性の特性

ここで面白いことがわかります。
上のほうの概念は、下のほうの概念を包含している、ということです。

包含、というのは「含んでいる」ということです。
安全希求の欲求は、生理的欲求が満たされていることが前提。
社会的欲求は、衣食住が満たされて始めて考えるもの。
尊厳の欲求は、社会の構成員であることが前提。
自己実現が出来ると言うことは、これまでに述べたすべての欲求が満たされていることが前提。

この階層性の仕組みは世の中を成り立たせているすべてに当てはまります。

ずいぶん話しが飛んでいるように思うかもしれませんが
最後は言語学習の話に収束していきます。
今回はいったんここで休憩です。
次回(3日後)の投稿まで、
少しこのことを頭の片隅においておいて見てください。

 

つづく

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