「言語を究める。」

タイ語・英語を話し、ビルマ語、ラオス語にもとりんでいる筆者が外国語学習について言語学習について実践豊富に考えていきます!

外国語学習の心構え 敬語・丁寧語表現を積極的につかう その1  4/5

      2016/02/17

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さて、敬語・丁寧語を使うことの
メリット、デメリットについての考察の続きです。

 

言葉遣いがもたらした実際の経験

わたしはこれを書いている時点でタイで生活して4年半になります。

 

実は、わたしにもタイになじめない時期が最初の1年半~2年ほどありました。

 

その原因は、なぜか人々がフレンドリーでないのです。

 

おかしいなぁ、
微笑みの国とか言う割には、ずいぶんみんなぶっきらぼうじゃないか。

 

特に、外に出たときにそれは顕著でした。
知らない人と触れ合う機会、つまり
買い物であったり行政サービスを受けるときであったり
銀行で手続きをするときなどです。

 

フレンドリーじゃないというか、むしろ邪険にされるのです。

 

あるとき、それには理由があることに気づきました。

 

微笑みすら邪険に変えてしまうもの

 

わたしはタイに来てすぐ、
タイ語に非常な興味を持ちました。
漢字でもひらがなでもアルファベットでもない、
独特のタイ文字を使い複雑に変化する声調、
最初は聞いていてワケがわかりませんでしたが

わけのわからないものに非常にわくわくする性格なんですね。

 

同時にすぐに気づいたのは、
タイ語話者の独特の発声でした。

 

日本語や英語と比べてかなりトーンが高いのです。
アヒルの鳴き声を思い浮かべると近いかもしれません。

のどを絞ったような、ドナルドダックのような発声方法なのです。

 

これは世にも珍しい「声門絞り」と呼ばれるもので、
世界広しといえどもこういう発声をするのは
タイとお隣ラオスにしかないのではないかと思います。

 

それも特定の単語だけではなく、
すべての発音が、なのです。

(ヨーロッパやアフリカ、中東の言語には疎いので
もしかしてほかにもあったらぜひお知らせください。)

 

隣国のミャンマー、カンボジアでは
そういう発声はしません。
タイとラオスだけなのです。
少なくともアジアではこの2カ国だけです。

 

この違いに気づいたわたしは
早速意識して練習し、
少ししたら発声だけはタイ人と同じようにできるようになりました。

 

しかし、どんな言語でもそうですが
コミュニケーションを成り立たせるものは
発声だけではありません。

 

タイ語という言語は日本語と同じように
年齢による上下関係の概念が厳しい言語で、
年上に対するしゃべり方、
年下に対するしゃべり方、
先生、お坊さんに対するしゃべり方、などに作法があります。

 

日本でも天皇陛下のことを描写するのに特殊な動詞をつかったりしますが
タイ語にも同じような概念があります。

 

また、「ですます調」にあたる語調もあり、
TPOによって使い分けます。

 

こういうことに一切無知であったわたしが
発声だけ真似て話したらどういうことが起こるでしょうか?

 

 

 

たどたどしいながらもがんばってコミュニケーションとっているとはいえ、

レストランで何かを頼むと
「おい、○○をくれ」

タクシーに乗ると
「おい、あんた、ちょっと○○までいってくれ」

行政手続きをしにいくと
「でさ、これの手続きしたいんだけど?」
のように聞こえてたことでしょう。

 

 

くわえて、わたしは実はどちらかというと耳があまりいいほうではありません。

読み書きは得意なのですが聞き取りが特に苦手で
相手が言っていることがよくわからなくて
耳が慣れるまでに大変な時間がかかります。

すると相手が何か言ってきたときに、
うまくそれが理解できないのでキャッチボールが成り立たないのです。

 

そして、日本人とタイ人はそこまで見かけがかけ離れていませんよね。

 

すると、こう映るわけです。

 

なんか偉そうにふんぞり返ってるやつが来た。
タイ語しゃべってるみたいだけど聞き返してもちんぷんかんぷん。
おそらく教育のない人間か礼節がないやつなんだろう」

 

結構タイの社会は礼節に厳しい社会です。
面子、面目には結構なプライドがあり、
やられたらやり返すみたいなところも若干あります。
礼節を欠くと、邪険にされます。

 

言葉はそのままその人の人格をあらわします。
そんなつもりなくても、使ってる言葉で自らが他人に与える印象が決まってしまうのです。

 

なので、わたしはどこに行っても邪険にされてたんですね。

 

オフィスの同僚なんかは、理解がありますから多めに見てくれますが
オフィスの外ではそういうわけには行きません。

 

 

つづく

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